協会の考え方

ビジョン

住環境におけるサスティナブルなライフスタイルの振興

目的


循環型社会へ貢献するために、自然と共存できる住宅環境を目指して、有害物質を含まない安心安全でかつ世代を超えて使い継ぐことが可能な長寿命家具の普及・啓蒙活動により、地球環境への負荷の軽減と持続可能な地域社会づくりに寄与することを目的とします。

「地球環境の保全」「居住環境の健康・快適性」に対して家具が果たせる役割について、継続的な情報発信による消費者意識の啓蒙活動を行ってまいります。
また、将来でも大切な家具を修復再生できる木工職人を育成するために、家具塾及び家具工房の運営を通じ、優秀な家具職人の育成と木の文化の普及を図ります。

■ハウスオブツリー®の出発点~軸となる思想

100年かけて生命を育んできた樹木で創られた家具は100年以上の寿命がある。
人の暮らしに最も近い場所で共に暮らす「木の家具」の生命を「所有し」その後「廃棄」される道具ではなく、かけがえのない時間を「共有」しともに「幸せを与え合う」パートナーと考える。
人に「健康」「安全・安心」を与えてくれる「木の家具」の、本来持っている「天寿」を全うさせる為に、お手入れを続け、次の使用者に引き継いで「幸せ」を世代を跨ってシェアする仕組みがハウスオブツリー®の出発点である

ハウスオブツリー協会の商品コンセプト

家具業界は長期低迷化してきている中で、大量生産された家具を販売する量販店が業界を席巻しています。その中で使われなくなった大量生産された家具は「粗大ゴミ」として廃棄されているのが現状です。でも、木の素材を活かして丁寧に作られた手作り家具などは、長期に渡って愛用される「ビンテージ家具」となることが出来るのです。
100年の寿命を全うする為には先ず、頑丈である必要があります。強度を保った設計や接合部での金物への配慮、時間がたてば劣化する部分の補修、入れ替えのしやすさなどが担保されていることが大前提となります。材料に関しても「地球環境の保全」から不法伐採された材料は使用できません。
木材は木が反ると書いて「板」になるように木材の特性上空気中の水分を吸ったり放出したりすることで伸縮します。その為にハウスオブツリー協会で推奨する家具は、製材段階から安定した状態になった材料を用いて、木の特性に合った長持ちをさせるための加工方法で加工して製品化された商品の普及を推進いたします。
また100年の寿命を全うするためには、定期的にきちんと手入れされる必要があります。拭き掃除やオイル塗布など自分でする手入れと、職人の手による定期的な点検補修そして修理再生が必要です。
そのため、100年使い継ぐことができる「長寿命な家具」の素材、加工方法、保管・管理のしやすさに関する品質基準を定め、修復・再生、点検・補修、買取保証サービスと家具の住民台帳・顧客管理から構成される、100年使い継ぐための一貫した取組み・仕組み(サービスの提供)を行います。

思想が生まれた背景

従来は良い家具の基準が明確ではなかった。その頃は消費者の家具購入時の判断基準はデザイン、価格、機能が中心でした。

しかし平成15年に改正した「建築基準法に基づくシックハウス対策の施行」に伴い住宅における人体への化学物質の汚染がクローズアップされ、居住空間から及ぼされる健康維持への影響に対する心配が顕著となってきました。

また、経済の発展に伴い、“大量生産”、“大量消費”、“大量廃棄”による数多くの環境問題が引き起こされるようになった。その事により大気汚染・大量のごみ問題・地球温暖化等が起こり、このままでは安全な地球を次世代にバトンタッチすることは不可能になってきました。
家具業界も同様で市場に出回っている一般的な家具は使い捨てがほとんどで環境にやさしい家具がなく売り放しの業界体質からは廃棄物の増加を助長させています。そこで安全な地球を維持し、しかも持続的に発展するような社会を作る必要が求められてきました。

更に、産業革命以後の機械化により木工の伝統技法を継承する職人が少なくなり、現存する職人も高齢化によりこのままでは技術の伝承も途絶えることになります。
そして家具業界において従来は「作家の家具」「家具職人の家具」「家具職人の育成」「伝統技法の継承」「家具小売り」「家具の修復・再生・リメイク」などはバラバラの事業として展開されてきました。
上記の問題点を解決する為に、バラバラにある事業を集約して、消費者へ住環境をもっと身近なものとして業界のサスティナビリティーを高める必要性が求められてきました。